今でこそ自分に合った仕事に就けていますがこの年齢になるまでこうして実感することはありませんでした。
それは直感的には事務職よりも販売職の方に惹かれていたものの、事務職が出来た方が勤務時間も安定していたり何かと将来的には有利なのではと考えており、当時は接客業は誰でも出来てしまう仕事だとも思っていました。
振り返ると接客業ばかりを選んでいた
学生時代のバイトもファミレスや喫茶店のウエイトレス、スポーツクラブの受付など接客ばかりでした。
感覚で考えると接客業に惹かれるものの、頭で考えると事務も経験しておいた方がと思っていました。
当時は現在のパソコンが普及する前のワープロの時代で教室に習いに行ったりもしていましたが、わたしの覚えがいまいちであまり上達しなかった記憶があります。
この時点でもあまり向いてなかったんだろうと感じます。
新卒で入社したのはカーディーラーで営業としてでした。
来店したお客様の対応が主でしたが、営業としての仕事が自分には向いていないと感じ、1年ほどで退職。
自分は接客は好きでもがんがん売り込むのは苦手だと悟りました。
その後いくつかの職に就き、比較的向いていたと感じたのはジュエリーの販売でした。
辛かったことと言えば、この時は少し高めのヒールを履かないといけなかったのと、ほとんど歩かないので、脚への負担が結構大きくて、しょっちゅうマッサージに通っていました。
ジュエリー販売は好きな商品を扱うことが出来、お客様とのコミュニケーションを取りながら楽しく接客が出来たのでその点はよかったです。
この頃は20代後半、このまま接客業を続けていていいのだろうかという思いが湧き上がり、退職に至りましたがこの頃のわたしに言えるとしたら
このままその仕事を続けてもいいんだよ
です。
接客業を続けても何か資格がもらえるわけでもないし、技術が身に付くわけでもない。
誰でも出来る仕事だと思っていたんですよね。
出来ることを大切に
若い頃から仕事に接客を選んで来たのはある意味理屈だけではない部分があり、それが元々向いているということなのかなと思います。
自分に取って苦も無く出来ることでも他の人に取ってはハードルが高かったり。
事務作業はわたしは苦手ですが、難なく出来てしまう人もいて。
もちろん苦手なことに挑戦することも出来ますが、今の自分は持っているものを活かして行ったほうが効率がよいと思っています。
これまで接客・販売の経験はあれど、アパレル業界は未経験でした。
イメージとしては
- ファッションセンスが必要
- 女性ばかりで怖そう
- ノルマが厳しそう
- 陽キャじゃなきゃダメ
- てきぱき動けないと怒られる
- 若い子しか採用されない
こんな感じでした。
でも憧れのあった業界だったので派遣元に相談してみたところ、数社紹介をしてもらうことが出来ました。
実際に働いてみると、上記のようなことは杞憂に終わりました。
勝手な思い込みで選択の幅を狭めなくてよかったです。
今はコロナも世間では落ち着いて来ており、一時期厳しかった販売・接客系の求人が増えて来ています。
でも、わたしの職場もですが、なかなか人が応募してこない状況です。
ということは、未経験の方にもおおいにチャンスはあり、融通の利く条件での採用もしてもらえるかも知れません。